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楽天銀行は楽天サービスとの併用で金利優遇されることや、楽天ポイントが貯まりやすいなど多くのメリットがあります。
一方で金利優遇に上限が設定されたことや、開設後の手数料無料期間・回数の減少などの変更がおこなわれたため、実際に使っている人の評判が気になる人もいるのではないでしょうか。
この記事では楽天銀行を使っている人の評判を紹介し、メリットとデメリットについて解説します。さらに口座開設の申し込み手順も詳しく説明するので、楽天銀行の利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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楽天銀行はどのような人におすすめ?
- 楽天カードを利用する人
- 楽天証券との連携を考えている人
- 給料の受け取り口座に指定したい人
- なるべく早く口座開設したい人
楽天銀行を楽天カードの引き落とし口座にすると普通預金の金利が0.02%から0.04%、楽天証券の口座と連携すると300万円以下まで0.02%から0.10%への金利優遇が受けられるため、他の楽天サービスと併用する人におすすめです。
またハッピープログラムにエントリーすると入金や振込・支払いなどの取引ごとに楽天ポイントが付与され、貯めたポイントは振込手数料としても使えます。給与振込の口座に指定すると、振込手数料が3回無料になるのもおすすめのポイント。
そのほかスマホアプリを使ったオンラインの本人確認で、最短翌営業日に口座開設できる「スピード口座開設」もあるため、すぐに銀行口座を用意したい人にもおすすめと言えるでしょう。
楽天銀行の評判・口コミ
ここでは楽天銀行についての良い評判と、悪い評判をそれぞれ紹介していきます。
楽天銀行の良い評判・口コミ
楽天銀行は大手銀行に比べて預金金利が高いという口コミがみられました。
楽天銀行の普通預金金利は0.02%です。一般的な大手銀行の金利は0.001%なので20倍ほどに設定されています。また、楽天銀行を楽天カードの引き落とし口座にすると0.04%、楽天証券と連携させた場合は最大0.1%になります。
ステージによって回数の制限はあるものの、振込手数料が無料になる点が嬉しいという口コミがありました。
会員ステージにより最大3回/月まで手数料無料で利用可能です。ステージは毎月の残高または取引件数で決まります。給与・賞与や公的年金受け取りの口座に設定している場合も、最大3回/月まで手数料無料です。無料回数は最大5回/月まで翌月に繰越できます。
また、振込先が楽天銀行口座の場合は回数制限なく無料です。
楽天銀行では、給与の振り込み、公共料金や税金の支払い時、楽天証券の入金や取引時に楽天ポイントが貯められて良いという口コミがみられました。
また、楽天銀行を楽天カードの引落に設定すると、楽天市場での買い物でポイントが+0.5倍になります。
さらに、給与や年金の振込先を楽天銀行に設定すると、楽天市場での買い物で+0.5倍されます。
このように利用方法によってポイント還元率がUPするのも、楽天銀行の魅力と言えそうです。
関連記事:楽天カードの評判や口コミは?メリット・デメリットを解説
楽天銀行の悪い評判・口コミ
無料で入出金できる回数に上限があるのが不便に感じているという意見が見られました。
楽天銀行は入出金に1回220円の手数料がかかります。他のネット銀行は110円に設定しているところもあるため手数料自体は高めですが、会員ステージによっては最大7回/月無料で利用可能です。
ただし、残高または取引件数でステージは変動するため、毎月の無料回数が分かりにくいという感じている人もいるようです。
楽天銀行のアプリやサイトの使い勝手が悪く感じるという意見もありました。
楽天銀行は、アプリやサイトでさまざまな取引ができる反面、慣れていない人には使いにくいと感じるかもしれません。実店舗がないので直接質問できませんが、メールやチャットによる問い合わせは可能です。
また、セキュリティ対策のためとはいえ、ログイン時にパスワードを毎回入力するのが手間に感じる人もいるようです。アプリの場合、指紋認証または顔認証でログインできるので、パスワード入力が手間に感じる人は活用してみてください。
楽天銀行のメリット
楽天銀行の主なメリットは次の通りです。
全国約100,000台のATMで利用できる
※画像引用元:楽天銀行公式HP
楽天銀行はさまざまな企業と提携しているため、全国約100,000台のATMで利用できます。
駅やスーパーなどに設置された三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行などの銀行ATMのほか、セブン-イレブン・ミニストップ・ファミリーマート・ローソンなどのコンビニATMでも利用可能です。
コンビニATMは24時間365日利用できるので、全国各地で時間を気にせずに使えます。
ハッピープログラムで手数料優遇
楽天銀行で口座を作ると、ATM手数料や振込手数料が優遇されたり、取引でポイントが貯められたりするハッピープログラムにエントリーできます。
ハッピープログラムは口座残高と取引件数によって、ベーシック・アドバンスト・プレミアム・VIP・スーパーVIPと5種類のステージがあり、獲得する手数料の無料回数やポイント倍率などがそれぞれ異なります。
ステージ | 必要条件 | ATM手数料の 無料回数 |
他行振込手数料の 無料回数 |
取引時の楽天ポイント 獲得倍率 |
スーパー VIP |
残高300万円以上 または取引30件以上 |
7回/月 | 3回/月 | 3倍 |
VIP | 残高100万円以上 または取引20件以上 |
5回/月 | 3回/月 | 3倍 |
プレミアム | 残高50万円以上 または取引10件以上 |
2回/月 | 2回/月 | 2倍 |
アドバンスト | 残高10万円以上 または取引5件以上 |
1回/月 | 1回/月 | 1倍 |
ベーシック | – | – | – | 1倍 |
※記載内容は2024年1月12日現在の状況です
会員ステージは「毎月25日終了時点のお預かり資産残高」、もしくは「前月26日~毎月25日の対象商品・サービスのお取引件数」で決定し、翌月に適用されます。
楽天ポイントが貯まりやすい
楽天銀行では、口座を開設してハッピープログラムにエントリーすると、次のような取引のたびにポイントを獲得できます。
- 振込
- 入金
- 自動引き落としによる支払い
- 楽天銀行アプリを使った公共料金や税金の支払い
- 競馬・オートレースなどの公営競技への入金
- 楽天証券口座への入金
- 楽天Edyへのチャージ
- 楽天ウォレットへの入金
このほか、楽天銀行カード(クレジットカード機能付きキャッシュカード)、楽天ブロードバンド 、楽天ショウタイムの口座振替を利用すると、楽天ポイント獲得倍率が最大3倍にアップします。
1回の取引で獲得できるポイントは1~10ポイントと多くはありませんが、取引で自動的に貯められるのは大きなメリットです。
さらに楽天銀行で楽天カードの引き落としをすると、楽天市場での買い物の際には獲得ポイントが+1倍になるのも見逃せない点です。
関連記事:楽天カードの評判や口コミは?メリット・デメリットを解説
楽天証券口座との連携で金利が最大5倍
楽天銀行の口座と楽天証券の口座を連携させるマネーブリッジを利用すると、普通預金の金利が300万円まで0.02%から最大0.10%になります。
マネーブリッジは、楽天証券での注文時に資金が不足した際に、楽天銀行の預金口座から自動入金がおこなわれるサービスです。また、楽天証券の口座にある資金を、楽天銀行の口座へ自動出金もできます。
資金を移動させる手間が省けてスムーズに取引できるうえに、金利アップの特典を受けられるので、楽天証券で口座を保有している人には魅力的なサービスです。
関連記事:楽天証券の評判・口コミとは?メリット・デメリットとおすすめな人も徹底解説!
楽天銀行のデメリット
多くのメリットがある楽天銀行ですが、他の楽天サービスと併用しないと魅力が少ない点や、一定条件を満たさないと手数料が無料にならないデメリットもあります。
他の楽天サービスと併用しないと魅力が少ない
普段から楽天サービスを使わない人は、金利優遇・ポイント付与などの特典を最大限受けられないため、楽天銀行に魅力を感じられない可能性があります。
楽天銀行の金利優遇やポイント付与を最大限活用するためには、楽天証券の銀行口座との連携や、楽天カードの引き落とし口座として利用する必要があります。
一定条件を満たさないと手数料が無料にならない
楽天銀行では口座の残高が10万円未満の場合は、ハッピープログラムのステージがベーシックとなり、ATM手数料の無料特典を受け取れません。
さらに給与・賞与・公的年金の振込がない場合には、他行への振込手数料無料の特典もありません。楽天銀行のATM手数料は入金(3万円未満)と出金が220~275円で、他のネット銀行と比べると高めに設定されています。
こまめにATMの利用や他行への振込をする場合には、ハッピープログラムのステージが決まる口座残高・取引件数の条件と、受け取れる手数料の無料回数を意識して、手数料を払い過ぎないように注意しましょう。
入出金の頻度や他行への振込の頻度によってもおすすめの銀行が変わるため、他社の手数料も参考にして利用する銀行を決めてください。
銀行名 | 入金手数料 | 出金手数料 | 他行への振込手数料 |
---|---|---|---|
楽天銀行 | ・3万円未満は220円~275円 ・3万円以上は無料 |
220円~275円 | 145円 |
SBI 新生銀行 |
無料 | 110円 |
・1回無料
・2回目以降は214円 |
PayPay 銀行 |
・3万円未満は1回/月無料 2回目以降は165円 ・3万円以上は無料 |
・3万円未満は1回/月無料 2回目以降は165円 ・3万円以上は無料 |
145円 |
ソニー銀行 | 無料 | ・4回/月無料 ・5回目以降は110円 |
・1回/月無料 ・2回目以降は110円 |
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楽天銀行の基本情報
ー引用元:楽天銀行公式HP
楽天銀行の金利・提携先ATM・手数料などの基本情報について紹介します。
普通預金の金利 (税引前) |
・0.02% ・マネーブリッジ利用者は1円~300万円は0.10% ※300万円を超えた部分は0.04% |
---|---|
提携先ATM | セブン銀行、イオン銀行、PatSat Enet、ローソンATM、三菱UFJ銀行 みずほ銀行、ゆうちょ銀行、VIEW ALTTE |
入金手数料 (税込) |
・30,000円以上:無料 ・30,000円未満 セブン銀行、イオン銀行、PatSat:220円 Enet、ローソンATM、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行:275円 ※1 |
出金手数料 (税込) |
・セブン銀行、イオン銀行、PatSat:220円 ・Enet、ローソンATM、三菱UFJ銀行、 みずほ銀行、ゆうちょ銀行、VIEW ALTTE:275円 ※1 |
振込手数料 | ・楽天銀行口座への振込:無料 ・他の金融機関口座への振込:145円 ※2 |
※記載内容は2024年1月12日現在の状況です
※1.ハッピープログラムのステージによって最大7回/月無料
※2.ハッピープログラムのステージによって最大3回/月無料
口座開設から2ヶ月目までは、入金・出金手数料は3回/月無料です。
デビット機能付きキャッシュカードもあり
ー引用元:楽天銀行公式HP
カードでの支払いと同時に銀行口座から引き落とされるデビット機能を利用できる「デビット機能付きキャッシュカード」も用意されています。
口座開設と同時に申し込めるため、使い過ぎ防止のために利用したい方や、念のため機能を兼ね備えておきたい方は、デビット機能をつけておくと安心でしょう。
16歳以上であれば審査なしとなるため、気軽に申し込むことが可能です。また、デビット機能を利用した際は、ご利用100円ごとに1ポイント貯まるのもメリットと言えます。
楽天銀行の申し込み方法
楽天銀行の口座開設は次の手順でおこないます。
1.公式サイトから口座開設申し込み
楽天銀行の口座開設は、パソコン・スマホを使って申し込みできます。公式サイトの申し込み専用フォームに名前や住所など必要な情報を入力し、カードの種類や本人確認方法を選びます。
カードの次の3種類から選択可能です。
- 通常のキャッシュカード
- クレジットカード機能付きキャッシュカード
- デビット機能付きキャッシュカード
また、本人確認方法は次の3つから選びます。
- 楽天銀行アプリでの提出
- 配達員への提示
- 郵送での提出
選択する本人確認方法によって利用できる書類は異なります。
本人確認書類 | 楽天銀行アプリでの提出 | 配達員への提示 | 郵送での提出 |
運転免許証 | 〇 | 〇 | × |
顔写真つきマイナンバーカード | 〇 | 〇 | × |
パスポート | 〇 | 〇 | × |
顔写真つき住基カード | 〇 | × | 〇 |
カード型健康保険証 | 〇 | × | 〇 |
在留カード特別永住者証明書 | 〇 | × | 〇 |
公共料金・税金の領収書 | 〇 | × | 〇 |
住民票写し・印鑑登録証明書の原本 | × | × | 〇 |
各種年金手帳・福祉手帳 | 〇 | × | 〇 |
また、スマホから楽天銀行の「スピード口座開設」を申し込む場合には、楽天銀行アプリで本人確認書類を提出するほか、顔写真の撮影・送信も必要です。
2.本人確認書類を提出
楽天銀行アプリでの提出を選んだ場合には、アプリをダウンロードした後、画面の指示に従って本人確認書類を撮影して送信しましょう。その後2日~2週間程度で口座開設完了を知らせる「ThankYouレター 初期設定ガイド」が簡易書留で届きます。
本人確認書類と顔写真を送信する「スピード口座開設」の場合は、最短翌営業日に「ThankYouメール」が届きます。
配達員への提示を選んだ場合は、申し込みから1~2週間程度で「ThankYouレター 初期設定ガイド」が届くので、運転免許証・顔写真つきマイナンバーカード・パスポートなどを提示して受け取りましょう。
郵送での提出では返信用封筒の入った案内が送られてくるので、説明に従って本人確認書類のコピーまたは原本を郵送します。およそ1週間~10日程度で「ThankYouレター 初期設定ガイド」が簡易書留で届きます。
3.ThankYouレター・メールが届いたら初期設定
「ThankYouレター 初期設定ガイド」や「ThankYouメール」に記載されている初期ユーザーID・仮ログインパスワードを使って楽天銀行にログインした後、次の設定をおこないます。
- ログインに使用するユーザーID
- ログインパスワード
- 取引時に使用する暗証番号
- ワンタイム認証用メールアドレス
- 追加認証用の合言葉
ここで設定するユーザーID・ログインパスワード・暗証番号などは、次回からのログイン・取引で使用することになるので慎重に管理しましょう。
まとめ
楽天銀行は、楽天サービスを利用している人におすすめの銀行です。楽天カードの引き落としで金利アップと楽天ポイント付与などの特典が受けられ、振込手数料のポイント払いが可能です。
さらに楽天証券口座との連携で金利優遇や、ハッピープログラムへのエントリーで手数料優遇など、多くのメリットがあります。
ただし、楽天サービスをあまり使わない人には、魅力が少ない点に注意しましょう。金利優遇やポイント付与を最大限活用するためには、楽天証券の銀行口座との連携や、楽天カードの引き落とし口座として利用する必要があります。
楽天銀行はメリット・デメリットをよく吟味し、楽天サービスと併用させて上手に特典を活用しましょう。