LINE証券に興味はあるけれども、上のような悩みを持っているのではないでしょうか?
LINE証券は「LINE」アプリだけで取引ができたり、決済情報・市場ニュースなどの情報収集ができたりします。また、手数料が業界最低水準を誇り、1株から購入できるため投資を手軽に始められるのが魅力です。ただし、他のネット証券と比較するとデメリットになるような点もいくつか存在します。
本記事では、LINE証券のメリット・デメリットを詳しく解説します。また、利用している人の口コミやキャンペーンも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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Contents
LINE証券の評判・口コミ
まずは、実際にLINE証券を利用している人の良い評判・悪い評判をそれぞれ紹介します。
良い評判・口コミ
ツールが使いやすく取引しやすい
LINE証券は専用のアプリをダウンロードする必要がなく、LINEアプリのウォレットからLINE証券取引サイトへアクセスできます。
取引画面は総資産が一目でわかり、「お気に入り、さがす、ポートフォリオ、メニュー」が画面下に表示されます。ポートフォリオを選ぶだけで自分の保有する株の動き、評価損益などをチェックできる仕様です。
取引画面がシンプルでわかりやすく、株のカテゴリも「ランキングや3,000円以下で買えるもの」などといった条件で検索できるため、探しやすいのが特徴です。
少額投資が可能で投資ビギナーにぴったり
LINE証券は1株数百円から取引できるので、初心者でも始めやすいという口コミが多く見られました。例えば楽天グループや日産自動車、日本郵政などの有名株が1,000円以下で買えます。
また、LINEポイントを1ポイント単位で入金でき、つみたて投資にもLINEポイントが使えます。LINEポイントが貯まっている人は、まずはポイントを使って投資を始めている人もいるようです。
特典やキャンペーンが豊富
キャンペーンが豊富に展開されているので口座開設しやすいとの声も多くありました。
アンケート時の内容とは異なりますが、LINE証券では口座開設時に最大4000円がプレゼントされる特典やつみたてNISAを約定すると毎月抽選で1万円が当たるキャンペーンなどを開催しています。(2023年1月現在)。
悪い評判・口コミ
一般NISAには対応していない
「投資信託を購入したり株式を購入するにあたって、一般NISAに対応していないのは大きなデメリット」という意見が目立ちました。
NISAの場合、年間120万円までは購入した金融商品が最大5年間非課税で保有できます。新たに投資を始める人はこうした制度を利用する人も多いため、NISA制度に対応していないのはデメリットと言えるでしょう。
ただし、一般NISAには対応していませんが、つみたてNISAには対応しています。
取引銘柄が少なく物足りない
LINE証券は、他の証券会社と比較して取引銘柄が少ないと感じている人の声も目立ちました。
他のネット証券会社と比較すると投資信託の数が少ないので、物足りないと感じる人がいるようです。1株から購入できる「いちかぶ(単元未満株)」も対象の銘柄が少ないという声も見られました。
また、米国株の取り扱いがないため、日本だけでなく、外国株を購入したいと考えている人は別の証券会社を選ぶことになります。
慣れていないと操作しにくいことがある
LINE証券はシンプルな取引ツールが使いやすいと評判ですが、他社で複数の取引チャートを使っていたり、パソコンの専用取引ツールを使っていたりする人には使いにくいという口コミもありました。
LINE証券のツールはパソコンで見てもスマートフォンで見るコンパクトな画面なので、物足りなさもありますが、LINE証券のツールに慣れるとさほど使いにくくはないという意見もありました。
LINE証券のメリット・デメリット
ここからはLINE証券のメリット・デメリットを詳しく解説します。
LINE証券のメリット
LINE証券は少額で投資ができ、業界最低水準の手数料で取引が可能です。
- LINEアプリで投資が可能
- 手数料が業界最低水準
- 単元未満株取引が可能
LINEアプリで投資可能
LINE証券は「LINEアプリ」を使って取引できるため、新しくアプリをダウンロードする必要がありません。
スマホに特化したシンプルなデザインと大きい文字で、操作が分かりやすい取引画面になっています。また、決算情報やニュースなどがLINEで届くので情報収集もアプリ1つで可能です。
手数料が業界最低水準
取引の各種手数料は業界最低水準となっています。
約定金額 | LINE証券 | SBI証券 スタンダードプラン |
楽天証券 超割コース |
マネックス証券 取引毎手数料コース |
auカブコム証券 ワンショット手数料 |
---|---|---|---|---|---|
5万円 | 55円 | 55円 | 55円 | 55円 | 55円 |
10万円 | 99円 | 99円 | 99円 | 99円 | 99円 |
50万円 | 275円 | 275円 | 275円 | 275円 | 275円 |
100万円 | 535円 | 535円 | 535円 | 535円 | 535円 |
3,000万円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,013円 | 1,013円 | 4,059円 |
3,000万円超 | 1,070円 | 1,070円 | 1,070円 | 1,070円 | 4,059円 |
LINE証券は、SBI証券・楽天証券・マネックス証券と同じ手数料です。また、LINE証券では次の3つの手数料が無料です。
- 信用取引の売買手数料
- 投資信託の購入手数料
- IPOの購入手数料
※IPOとはInitial Public Offeringの略語で新規上場株のこと
さらに2021年11月からはLINE Payへの出金に加え、銀行口座への出金手数料も無料になりました。
LINE PayのMoneyアカウントからLINE証券口座に入金が可能です。Moneyアカウントから入金する場合のみ、入金金額を決定後にLINEポイントを利用できます。
入金金額から利用するLINEポイントを差し引きした残りの金額は、LINE Pay残高もしくはLINE Payに連携している銀行口座からチャージして入金(デビット払い)します。
単元未満株取引が可能
LINE証券では単元未満株「いちかぶ」で取引が可能です。株式取引は通常100株単位での取引となりますが、LINE証券では1株数百円から投資が可能。
まとまった資金が用意できない方だけでなく、夜間も1株単位で即約定できるので昼間は取引が難しい方にも便利です。
LINE証券のデメリット
LINE証券は他の証券会社と比較すると取り扱っている投資信託の数が少ないです。また、つみたてNISAには対応しているものの、一般NISAは取り扱いがありません。
- 取り扱っている投資信託の数が少ない
- 一般NISAは利用できない
取り扱っている投資信託の数が少ない
証券会社 | LINE証券 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 |
---|---|---|---|---|---|
投資信託銘柄本数 | 33本 | 2,680本 | 2,661本 | 1,250本 | 1,551本 |
取扱銘柄が一番多いのはSBI証券で2,680本です。他社と比べるとLINE証券の33本は少ない本数ですが、商品が厳選されているため初心者でも選びやすいといえるでしょう。
ただし、米国株式の人気が出る中で「NYダウ指数連動型」や「S&P500指数連動型」の商品がないことはデメリットと言えそうです。
他にコモディティ関連も少なく、「原油」や「ゴールド」にフォーカスした投資信託も少なくなっています。
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一般NISAは利用できない
2022年2月からLINE証券でつみたてNISAがスタートしましたが、一般NISAは現時点では取り扱っていません。一般NISAとつみたてNISAの違いは次の通りです。
一般NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|
非課税期間 | ※最長5年 | ※最長20年 |
年間非課税枠 | 120万 | 40万 |
投資可能商品 | 上場株式・投資信託・EFT・REIT など | 投資信託・EFT |
買付方法 | 買付・積立投資 | 積立投資 |
投資可能期間 | 2014年~2023年 | 2018年~2042年 |
つみたてNISAは投資できる商品が投資信託とEFTに限られており、商品数が少ないので初心者の人も始めやすいです。一方、LINE証券では一般NISAを取り扱っていないため、上場株式やREITに投資をしたい人は他の証券会社で一般NISAの口座開設する必要があります。
関連記事:一般NISAとつみたてNISAの違いとは?それぞれのおすすめポイントを解説
関連記事:NISA・つみたてNISAにおすすめの証券会社5選|選び方や制度の違い・銘柄も解説
LINE証券はどのような人におすすめ?
LINE証券は、投資初心者の人や手軽に投資をしたい人におすすめです。
- 1株単位で少額投資が可能
- スマホアプリで投資が可能
- FXのレートの変動等の情報をLINEで受け取れる
一般的な株式取引では100株単位での購入となりますが、LINE証券のいちかぶ(単元未満株)では1株単位で購入ができます。中には1株数百円の銘柄もあるので、最低数百円の資金で投資を始めることが可能です。
取引はスマホアプリの「LINE」ですべて完結できます。板情報(価格ごとの買いと売りの注文一覧表)を見ながら簡単に注文できたり、画面を切り替えずに取引方法を変更できたりなど、シンプルなデザインです。
LINE証券の基本情報
出典:LINE証券公式サイト
サービス名 | LINE証券 |
---|---|
運用会社 | LINE証券株式会社 |
本社所在地 | 〒141-0033 東京都品川区西品川一丁目1番1号住友不動産大崎ガーデンタワー22階 |
サービス開始年月 | 2019年8月 |
取引対象 | 国内株式 IPO 投資信託 つみたてNISA |
購入手数料 | IPO/投資信託 購入手数料無料 |
最低取引額 | 100円 |
現物取引手数料 | 5万円:55円 10万円:99円 50万円:275円 100万円:535円 3,000万円:1,013円 3,000万円超:1,070円 |
入金方法 | LINE Payからの入金 クイック入金 銀行振り込み FX口座・CFD口座からの振替入金 |
LINE証券の申し込み方法
LINE証券はスマホで簡単に口座開設ができます。本人確認方法によって必要書類や手順が異なるためそれぞれ確認していきましょう。
「かんたん本人確認」の場合
「かんたん本人確認」の場合、顔と書類の撮影をします。必要な書類は次のうちのいずれかです。手続きをスムーズにおこなうために、事前に用意しておくとよいでしょう。
- 運転免許証
- 個人番号カード
- マイナンバー通知カード
- マイナンバー記載の住民票の移し
「簡易書留受け取り」の場合
本人確認は次の組み合わせの中から用意します。
- 個人番号カード(顔写真つき)
- マイナンバー通知カード+運転免許証
- マイナンバー記載の住民票の移し+運転免許証
- マイナンバー記載の住民票の移し+健康保険証
申し込み後の審査が完了次第、LINEのメッセージまたは郵送ハガキでお知らせが届きます。
LINE証券のキャンペーン
LINE証券で実施しているキャンペーンを紹介します。また、キャンペーン以外にも決算発表銘柄が当日の終値で買えるナイトセールや、取引コストが0円になるタイムセールなど随時セールを開催しています。
LINE証券デビュー特典
出典:LINE証券公式サイト
キャンペーンページからエントリー後、証券口座を開設して簡単なクイズに正解すると、最4,000円がもらえるキャンペーンです。
口座解説の翌月末までに1回10万円以上の入金で1,000円、総額5万円以上の株取引で3,000円プレゼントとなります。
- 開催期間:2022年10月7日〜終了日未定
PayPay銀行連携で入金サービス開始キャンペーン
出典:LINE証券公式サイト
キャンペーン期間中に「PayPay銀行連携で入金」サービスを利用して合計1万円以上の入金、「いちかぶ(単元未満株)取引」で合計10万円以上の購入をすると、抽選で最大3,000円プレゼントされます。
- 開催期間:2023年2月8日~2023年4月28日
まとめ
LINE証券は、投資専用のアプリをインストールする必要がなく「LINE」アプリから取引が可能です。
一般的な株式取引は100株1単元としての購入がほとんどですが、LINE証券のいちかぶ(単元未満株)なら1株単位、数百円から投資ができるため初心者の人にもおすすめです。
また、現物取引手数料は業界最低水準のため、コストを抑えた取引ができます。
LINE証券では、さまざまなキャンペーンやセールなどを開催しているので、気になった人はぜひ公式サイトを確認してみてください。